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整備士の転職タイミングはいつ?「まだ早い」が口癖の方へ【専用ツールあり】
仕事終わり、更衣室でスマホを見たら、同期のグループLINEに通知が来ていた。
「報告なんだけど、来月から別のディーラーに移ることになりました。お世話になりました」
読み終えた瞬間、思った。「え、あいつ動いてたの。」
そのあと5分くらい、ロッカーの前でぼーっとしてしまった。自分はどうなんだろう、と。
でも翌日になったら、いつも通り仕事が始まって、その気持ちはどこかへ消えていった。
こんにちは、ヨッシーです!
トヨタディーラー出身で、今はトヨワクのキャリアアドバイザーをしています。
今日は、転職を「考えてはいるけど、まだ早いかな」と思っている整備士さんにぜひとも読んでもらいたい話をします。そして最後に、私が関わった「転職タイミング診断」を紹介させてください。
【この記事を書いた人】ヨッシー

トヨワク キャリアアドバイザー
トヨタディーラー出身。現在は全国のトヨタディーラー採用担当者と直接やり取りしながら、整備士さんの転職を日々サポートしている。
転職タイミング診断の企画にも携わった。
愛車:スープラ
「まだ早いかも」が口癖の整備士さんへ
キャリアアドバイザーをしていると、本当によく聞く言葉があります。
「転職、考えてはいるんですけど……まだ早いかなって」
この「まだ早い」の後に続く言葉、だいたいパターンが決まっています。
- 「もう少し経験を積んでから」
- 「子どもが小学校に上がったら」
- 「今の職場に恩があるので、区切りがついたら」
- 「景気が落ち着いたら」
全部、なんとなく納得感のある理由ですよね。でも私、これを聞くたびに思うことがあるんです。
「その区切り、いつ来るんだろう?」と。
迷いが生まれるのは、何かが変わり始めているから
「まだ早い」と言う人の多くは、今の職場に何かしら引っかかりを感じています。
・給与がずっと上がらない。
・後輩が先に昇格した。
・最新技術の研修に声がかかったのは別のチームだった。
・上司が変わって、なんとなく職場の空気が変わった。
こういう「小さな違和感の積み重ね」があるから、転職という選択肢が頭に浮かぶんです。
逆に言えば、今の状況に完全に満足している人は、転職なんて考えません。気づかないふりができているうちは、迷いも生まれない。
「まだ早い」と迷っていること自体が、すでに何かに気づいているサインです。
もう一つ、相談を重ねてきてわかったことがあります。
転職を迷っている人が動く前に心配していることと、動いた後に感じることが、ほとんどの場合でまったく違うんです。動く前は「受かるかどうか」「条件が下がるんじゃないか」が頭の中を占める。
でも動いた後の感想で一番多いのは——「こんなに求人があるとは思わなかった」「思ってたよりずっといい条件で動けた」。心配していたことが、杞憂で終わることの方が多い。
「迷っていた3年間」が消えた日
少し前に、Kさん(38歳)という整備士の方が相談に来ました。同じディーラーに11年勤めていて、「もう少ししたら動こうと思っている」と言い続けて3年が経っていたそうです。
「何かきっかけがあったんですか」と聞くと、「後輩が自分より先に主任になって、なんか……もういいかなと思って」と。その「もういいかな」が、3年間で初めて言葉になった瞬間だったと思います。
Kさんは転職後、EVの専門研修がある職場に移り、資格手当が月2万円上がりました。「なんで3年も待ってたんだろう」というのが、内定後の第一声でした。
ただ、「もう少ししたら」という感覚は、具体的な何かを指していないことが多い——Kさんの話が、そのまま証明しています。
私が「転職タイミング診断」を作ろうと思った話
実は私自身、ディーラーで働いていた頃、似たような状況にいました。「今の職場が自分に合っているのかわからない」「でも今じゃないかな」と思いながら、何もしないまま時間が過ぎていく感覚。
あの頃、誰かに「今のあなたの状態はこうですよ」と客観的に示してもらえていたら、もう少し早く動けたかもしれないと思っています。
それに加えて、この診断を作ろうと思ったのは、同じ相談を何百回も受けたからでもあります。
「転職したいと思っているんですが、今がそのタイミングなのかわからなくて」
毎回、私は話を聞きながら「今はこういう状況なので、〇〇のタイミングだと思います」とお伝えしてきました。
でも会話の前に自分の状況を整理できる場所があれば、もっとスムーズに動き出せる人がいる。「なんだ、もう行動期だったのか」と気づく人も、「まだ検討段階か、情報収集から始めよう」と落ち着ける人も。
そういう使い方ができるものを、ずっと作りたかったんです。


【ヨッシーの一言】
転職相談って、最初の一言を言い出すのが一番しんどいんです。「診断してみたら行動期って出たので……」と切り出せるだけで、ずいぶん楽になると思う。そういう入口にもなってほしいと思って作りました。
診断でわかること、わからないこと
正直なことを書きます。
この診断は、4つの入口から始まります。
- 現役の整備士として転職を考えている方
- 整備士の資格を持っているが、今は別の仕事をしている方
- 自動車整備の専門学校や大学で学んでいる方
- 整備士に興味があり、自動車が好きな方(未経験可)
それぞれの状況に合わせた質問が出てくる設計なので、「今すぐ転職を考えているわけじゃないけど、整備士に興味がある」という方にも使っていただけます。
整備士という仕事の実際の環境やキャリアパスについても相談の中でお話しできるので、転職が目的でない情報収集として使ってもらっても全然かまいません。
診断でわかるのは、「今のあなたの転職・転身への準備度・緊急度」です。
10の質問に答えると、「検討期」「準備期」「行動期」「即行動」の4段階で現在地を示します。
ただし、正直に言っておきます。この診断でわかるのは「今のあなたがどの状態にいるか」だけです。
どの求人が合うか、どのディーラーがいいか、年収がいくら狙えるか——そこまでは出てきません。診断は「今の自分を知る道具」であって、答えを出す道具ではない。
そこから先の話を知りたいなら、話しかけてください。それが私の仕事なので(笑)
【全国のディーラー担当者から届く声】
「採用担当者として正直に言うと、良い求人ほど埋まるのが早い。だから『いつか動こう』と思っている方が1年後に連絡してきたとき、あのとき紹介できた求人がもうない、ということが実際にあります」
診断結果別・次の一手
診断結果が出たら、私からひとこと添えさせてください。
検討期
今すぐ動く必要はないと思います。ただ、この段階で相場観だけは持っておいてほしいんです。トヨタディーラーの求人がどんな条件で出ているか、今の自分と比べてどうか。それを知っているだけで、いざというときの動き出しが全然違います。「見るだけ」で十分です。今の求人を一度見ると、「自分のスキルが外でどう評価されるか」の感覚が具体的につかめます。それだけでも、この診断を受ける価値はあります。
準備期
この段階の方には、いつも同じことを言っています。「転職するかどうかを決めなくていいので、一度話だけ聞いてみてください」と。今の自分が市場でどう評価されているかを知っておくだけで、家族に相談するときにも、自分の気持ちを整理するときにも、ずっと楽になります。相談してみて「やっぱり今の職場を続けよう」という判断をした方も、実際にいます。市場を知った上で今の職場を選び直す——それも一つの使い方です。
行動期
正直に言います。今が動き時です。気になる求人を見て、話を聞いてみる——それだけでいい。私は全国のトヨタディーラー採用担当者と直接やり取りしているので、「この職場は実際どうですか」という話ができます。求人票には書かれていない現場の情報を持った上で動けるのが、トヨワクに相談する一番の理由だと思っています。「まず相談だけ」で全然かまいません。
即行動!
この結果が出た方を見ていると、みなさん内心ではとっくに気づいているんですよね。動かない理由を探すよりも、動く理由の方が多い状態です。好条件の求人はタイミングよく出て、タイミングよく埋まります。「話だけ聞いてほしい」で連絡してくれて大丈夫です。
まとめ:「迷ったときが動き時」は本当だった
Kさんが「なんで3年も待ってたんだろう」と言ったとき、私はすぐには返せませんでした。3年間が戻ってくるわけではないから。ただ、その言葉のあとにKさんが付け加えたことは覚えています。
「動いてよかったです。もっと早く動き出せればよかったとは思うけど、今転職できてよかった」
「迷っていること自体が、もう動き時のサインかもしれない」——この記事でずっと伝えてきたことを、Kさんが行動した後で証明してくれた気がします。
診断は3分で終わります。「ああ、自分はそういう状態なのか」と把握するだけでも、何かが変わるかもしれません。
気になる求人があれば、その後に相談してください。求人票には書かれない話——職場の雰囲気、EV研修の実態、年収交渉の余地——をお伝えできます。まずはやってみてください。





